趣味ブログ:個別株への投資:セリア
今回も、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。
運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。
個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。
前回は、具体的な銘柄としてベクトルを取り上げましたが、今回はセリアです。
【投資方針】
1.グロース投資
2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。
3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)
4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)
5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。
6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。
7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。
1.グロース投資
(株)セリアは、岐阜県大垣市を拠点に、全国展開する100円ショップです。
業界第2位で、全国に1,424店舗を展開しています。(2018年3月末現在)
上場したのは2003年です、有名な『テンバガー』(株価が10倍に値上がりすること、またはその銘柄)です。
『セリアへの投資は、グロース投資なのか?』という疑問を持たれる方もいらっしゃるとは思います。
私もグロース投資かについては確信がないまま購入しました。
購入に至った経緯については、後程お話ししますが、最終的には成長株ではなくなったと判断して手放しました。
業績推移を見てみます。
以下のように、売上高も営業利益とも業績を伸ばしていますが、29年から30年にかけて、やや伸びの鈍化があらわれました。
資料はセリアより、5月17日に発表があった『平成30年3月期 決算説明資料』のものです。
2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。
前述のように、売上高も営業利益とも業績を伸ばしていますが、29年から30年にかけて、やや伸びの鈍化があらわれました。
小売業は比較的業績が安定していますので、継続して売上高、営業利益を伸ばしている小売業者は、ストック型ビジネスについで、私の好みです。
そのなかでも、セリアは着実に業績を伸ばしてきました。
100円ショップという業態もデフレが続くなかで、消費者の支持を広く集めてきました。
3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
売上、営業利益は、着実に伸びていますが、伸びが鈍化してき始めているように見えますので、今後グロース投資対象としてみてよいかが、投資するか否かの判断基準になると思います。
売上高営業利益率も鈍化してきているように見受けられます。
小売業の多くの会社は、月次で売上高や出店状況を公表していますが、同社も同様です。
投資家は、月次の売上高のトレンドをみて、悪化傾向がみられる場合は、売りの判断をしますが、通常の売上高だけでなく、既存店の売上高を重要視します。
売上高が伸びていても、既存店売上高が前年同月比や前月比で悪化している場合、グロース投資対象としてみていた場合は、売りと判断するケースが多いです。
(季節変動によって前月より悪い場合や一時的な悪化てあると説明がつく場合は例外です。)
実は、セリアの株価は、ピーク時の約7,400円から、1月上旬から急落し、3月上旬には5,000円を割りました。
この急落の原因は既存店売上高の悪化といわれています。
2017年4月から12月までは、既存店売上高が、前年同月比で悪化したのは2017年10月だけでした。
しかし、2018年になってから、1月、2月連続で前月実績を割り込み、更に2月は1月よりも前年同月比が悪化したのです。
そのため、それまで、セリアが成長企業であると信じていた投資家が、同社の成長性に疑問をもった結果により、株価が急落したのです。
詳細は次回お話ししますが、私がセリアに目をつけたのは、確かに成長性に疑問が生じたのは当然だが、一時的な原因である可能性もあること、それにしても売られ過ぎではないかと考えたからです。
市場でのポジションについてですが、業界第1位のダイソーの売上の約3分の1ではありますが、業界第3位の企業の約2倍の売上高ですので、安定した2位です。
しかも同社は他社と比べて遅れて全国展開しましたが、100円ショップらしからぬオシャレな店舗や以前は100円ショップには珍しかった綿密な売上データ分析に基づく商品開発、発注・在庫管理を推し進めてシェアを伸ばしてきて勢いのある存在とみられていました。
このように、セリアを投資先の候補として検討しました。
着実な成長を積み上げていますが、成長性に疑問が生じてきていますので、その辺りの見極めが重要となると思います。
株価の急落を受けて、株の購入タイミングも含めてどのように、私が考えたのか、これまでと同様に以下の方針に沿って、次回お話しします。
4..投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
5..底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。
6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。
7.決算前に値上がりし、移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。
なお、再度お話ししますが、運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。
個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。
個別株への投資を趣味として紹介いたします。
もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。