趣味ブログ:個別株への投資:北の達人コーポレーション 2
前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。
個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。
前回、以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(北の達人)を取り上げ、『3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。』まで、お話ししました。
今回は、それ以降についてお話しします。
【投資方針】
1.グロース投資
2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。
3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)
4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)
5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。
6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。
7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。
以下の方針に沿って、購入タイミングを考えます。
4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)
5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。
以下の図は、ヤフーファイナンスに掲載の北の達人の過去6ヶ月間の株価チャートです。
このチャートのように、北の達人の株価は、3/23の始値は689円でしたが、その後2018年2月期通期の決算発表への期待から、短期間に株価を上げて4/9には1,105円まで達しました。
その後、4/13に2018年2月通期の決算を発表して以降、株価が急落して5/14には一時747円まで下落しました。
前回お話ししましたように、2018年2月期の通期の売上高、営業利益、経常利益は、それぞれ前年比約96%、約159%、約161%の増加と文句のつけようがない内容でした。
また、同日に発表された2019年2月期通期の会社予想においても、売上高、営業利益、経常利益が前年比がそれぞれ、約43%、約73%、約73%増とかなりの成長率ですので、発表内容に失望したということではないと思います。
ただ、2019年2月期の会社予想の前年比の伸長率は、2018年2月期の実績のそれと比べると落ち着いた数字となってはいますので、利益確定と材料出尽くしの売りに加えて、決算発表までに加熱しすぎた株価の調整もあって大きく株価が下落したのではと思います。
その後、株価が上昇し、6/14には885円まで上昇しましたが、再度下落し、7/5には一時710円になりました。
それから、2019年2月期の第一四半期の決算発表への期待から株価が急騰し、決算発表の当日7/13には一時853円に達しました。
決算発表後は、前回お話ししましたように、利益確定、材料出尽くし、調整に加えて、2019年2月期通期の会社予想に対する進捗への不安から大きく下落し、7/20の終値か678となっています。
約半年間の株価の推移を見る限り、上昇トレンドと下降トレンドがはっきりしています。
また、決算発表前に大きく上昇し、決算発表後に大きく下落しています。
これからいえることは、主に以下の3つだと思います。
① 決算発表への株の持ち越しは他の銘柄以上にリスクが高い。
② 上昇トレンドと下降トレンドが比較的わかりやすいため、下降トレンドから上昇トレンドへの変換を確認してから購入した方がよい。
(欲張って、最安値での購入を狙うと更なる下落に陥るリスクあり)
③ 上昇トレンドから下降トレンドへの変換後の下落が速い。
つまり、基本的には、下降トレンドから上昇トレンドへの変換を確認してから購入した方がよく、上昇トレンドから下降トレンドへの変換後の下落に素早く反応できるように備えておき、決算発表への株の持ち越しはできるだけ行わないようにすること(特に決算発表前に大きく上昇した場合)が注意点です。
現在の状況は、678円まで下がりましたが、まだ下落トレンドの最中ですので、上昇トレンドへの変換に備えつつ、トレンド変換を確認できるまで購入は待った方が良いと思います。
前回、『この決算発表の内容でこの下落は不可思議な反応であると思います』と述べましたが、これまでは、2019年2月期通期の決算発表後の反応と同じですので、それに今回は2019年2月期通期の会社予想に対する進捗への不安もありそうですので、もう一段下落してもおかしくありません。
トレンドをしっかり目極めることが重要です。
これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。
運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。
個別株への投資を趣味として紹介いたします。
もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。