ガネーシャ@FPのお金をふやそうBlog

節約方法や資産運用などのお金をふやし方について、色々わかりやすく説明します。

趣味ブログ:個別株への投資〜マネーフォワード 4

前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(マネーフォワード)を取り上げ、マネーフォワード株の過去6ヶ月の株価のチャートを見て、購入タイミングに関する疑問に対して、3月中旬購入までお話ししました。

今回は、その続きで、マネーフォワード株の分析の最後となります。


【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。


わかりやすくするため、チャートを再掲します。ヤフーファイナンスに掲載されていたチャートです。

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⑷ 3月下旬

【提示した疑問】

株価が6,000円から大きく下落した際に、底値を拾おうとして、5,000円付近で購入しました。その後も株価は下落して、4,000円付近までになりました。

その後、株価は持ち直して4,500円付近になっているが、購入価格より低い水準です。

何が良くなかったのでしょうか。


【疑問に対する私の考え】

『4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。』のケースに当てはまります。

しかしながら、5,000円での購入は、『5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。 』の方針には外れます。

この時、業績に対する悪いニュースはなかったように思います。

私が知らない情報があったのかもしれませんが、証券会社のサイトの分析でも6,000円まで上昇したことへの反動ということでした。

私もそのように解釈しましたので、底値を狙うのはありだと思います。

但し、底値を狙いすぎると、底値だと思って購入した後で、更に大きく株価が下落するリスクが大きいと考えます。

そのため、『5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。 』の方針のとおり、4,000円くらいまで下落した後、4,300円にまで上昇し、上昇トレンドに変換したことを確認できてから購入した方が良かったと思います。

私もこの4,300円付近のタイミングで購入しました。

結果的には、2月下旬の4,000円の時に購入した方が利益を上げるチャンスが多かったといえます。

4,000円の時でも、上昇トレンドへの変換を確認してからの購入のため、リスクはある程度抑えられていました。

それでも、大きく価格を下げた後の底値から再度上昇トレンドへ変換した後で購入するという、まわりくどい方法を選んだかといいますと、よりリスクを低くしたかったからです。

4,000円の時の購入の場合では、上昇トレンドへの変換を確認してからの購入といえども、その後価格をあげるポテンシャルがあるかについては、全くわからないからです。

順調に、売上高、売上総利益を伸ばし、ずっと赤字続きながら、営業損益と当期損益の赤字額を四半期毎に着実に削減し、成長している企業です。

黒字化の目処も立ってきたように見えます。

しかし、株価は様々な思惑に影響され、その会社の業績に比例するとは限らないのです。

一度6,000円にまで株価が上昇したのであれば、それから業績の伸びが鈍化したり、将来の業績に対して不安要素がでてこない限りは、再度上昇トレンドへ変換した時には、6,000円くらいまで上昇するポテンシャルがあるのではないかという考えで、底値からの上昇を狙うようにしています。

留意する必要があることは、6,000円から大きく下げているため、高値で買って売却できずにいる人がそれなりにいることです。

価格が上昇してくると、その人が売却する可能性が高くなり(特に信用買の場合)、株価の妨げとなるリスクがあります。

実際に、その後、好決算の発表を受けて、一時は5,000円近くまで上昇しましたが、5/14時点で約4,600円と伸び悩んでいます。

私自身もっと慎重に上昇トレンドを見極めるべきだったのかもしれません。

また、購入後に二度5,000円近くまで上昇しましたが、その後の下落の際に売却するタイミングを逃したともいえますが、25日移動平均線を上回っていましたし、さほど下落していませんでしたので、売却すべきかの判断は難しい(どちらともいえない)と思います。


⑸ 4月下旬

【提示した疑問】

株価が5,000円付近にまでまだ株価が上昇すると信じて購入した場合、その後株価は4,500円くらいにまで下落したため、損失を被りました。

何が良くなかったのでしょうか。

【疑問に対する私の考え】

5,000円近くまで上昇した時は、上昇トレンドになっていたように見えましたので、このタイミングでの購入は間違いではないと思います。

その後、4,500円くらいにまで下落していますが、25日移動平均線を上回っていましたし、さほど下落していませんでしたので、売却すべきかの判断は難しい(どちらともいえない)と思います。


⑹ 5/8

【提示した疑問】

仮に株価が4,900円付近の時にまだ株価が上昇すると信じて購入した場合、その後株価は4,500円くらいに下落したため、損失を被りました。

何が良くなかったのでしょうか。

【疑問に対する私の考え】

4,900円近くまで上昇した時は、上昇トレンドになっていたようにも見えましたが、明確なトレンドとも見えませんでしたし、4月下旬に下落しましたので、このタイミングでの購入は間違いとは言い切れませんが、もう少し慎重になってもよかったのではと思います。

その後、4,500円くらいにまで下落していますが、25日移動平均線を上回っていましたし、さほど下落していませんでしたので、売却すべきかの判断は難しい(どちらともいえない)と思います。



このように、購入と売却のタイミングについて見てきましたが、タイミングが非常に重要であることと、その見極めが難しいことが確認できたと思います。

しかしながら、その株価が割安か否かを判断することにより、その後の株価の変動を予測することと比較すれば、ある程度トレンドを確認しながらの投資となるため、予測のブレ幅は少なく、リスクも軽減されると考えます。

チャートをみて、過去の売買のタイミングの是非について分析することは、結果論であり論理的ではないと終われるかもしれませんが、様々な思惑により変動する株価を論理的に予測することには無理があると考えます。

様々な思惑や人の心理による変動を過去のチャートをみて分析し、その時のトレンドを把握しながら、底値や高値を狙いすぎたり、トレンドの変換の判断を早計におこなうことを避けることが、リスクをより少なくすることであると思います。

勿論、銘柄選びも重要で、一時的だけでなく、何年も続けて順調に成長を続けている企業を選定することにより、リスクを軽減させています。


それでも、これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。