ガネーシャ@FPのお金をふやそうBlog

節約方法や資産運用などのお金をふやし方について、色々わかりやすく説明します。

趣味ブログ:個別株への投資〜ベクトル2

前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

前回、以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(ベクトル)を取り上げ、『3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。』まで、お話ししました。

今回は、それ以降についてお話しします。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。


以下の方針に沿って、購入タイミングを考えます。

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。


以下の図は、ヤフーファイナンスに掲載のベクトルの過去6ヶ月間の株価チャートです。


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セオリーどおりで考えると、1月上旬からの上昇トレンドにうまく乗れれば、大きな利益を得ることができたと思います。

しかしながら、私の方針としては、『4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。』としていますので、私個人としては、購入するタイミングとは考えていません。

大きく価格を下げた後の底値から再度上昇トレンドへ変換した後で購入するという、まわりくどい方法を方針としているのは、よりリスクを低くしたいからです。

1月上旬での購入の場合では、上昇トレンドへの変換を確認してからの購入といえども、その後価格をあげるポテンシャルがあるかについては、全くわからないからです。

順調に、売上高、営業利益を伸ばし、成長している企業です。

しかし、株価は様々な思惑に影響され、その会社の業績に比例するとは限らないのです。

一度2,700円付近にまで株価が上昇したのであれば、それから業績の伸びが鈍化したり、将来の業績に対して不安要素がでてこない限りは、再度上昇トレンドへ変換した時には、そのくらいまで上昇するポテンシャルがあるのではないかという考えで、底値からの上昇を狙うようにしています。

この方針により、4月中旬に大きく下落したところに注目します。

まず、下落した理由の確認が重要で、単なる業績悪化を受けての下落であれば、それはあたり前ですので、必要以上に下がり過ぎでない限りは、投資判断に影響なく、『投資しない』となります。

この4月中旬の大きな下落は、4/13の決算発表で当期純利益が会社予想と証券会社が公開しているコンセンサスに対して、未達だったことが原因でした。

当期純利益が未達であった理由は、前回お話ししましたように、投資先のベンチャー企業の未公開株に対する評価損を計上したことでした。

この評価損は、必ずしもベンチャー投資の失敗を示すものではありません。

少なくても今回投資先のベンチャー企業に深刻な問題があったという情報は公開されませんでした。

未公開株の評価については、上がり下がりはつきまといますので、投資先に深刻な問題がない限りは、株価が大きく下落し過ぎた時は、反対に買いを入れるチャンスとなります。

今回は4/9の2,692円のピークの価格から、4/19の1,854円までに、ごく短期間で3割強下落しましたので、下げ過ぎだったと判断しました。


今回は下落の原因などから、底値からの上昇トレンドへの変換のタイミングを狙うことにしました。


『5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。 』の方針から、2,000円を超えたあたりで上昇トレンドへの変換を確認してから購入します。

私もこのタイミングで購入しました。

本当は25日移動平均線を超えた2,240円での購入の方が正しいかったかも知れませんが、この上昇トレンドには勢いを感じましたので、早めの買いとなりました。

5/18時点で2,295円で購入時より約7%アップですが、これから更に価格が上昇しそうな勢いがあります。

勿論、今後、下落トレンドへの変換を確認した場合に売却できるように継続的なウォッチは必要です。


マネーフォワードと同じように、ベクトルについても、購入と売却のタイミングについて見てきましたが、タイミングが非常に重要であることと、その見極めが難しいことが確認できたと思います。

投資対象として、順調に業績を伸ばしていて、これからも業績の伸びか期待できるところを選定したつもりですが、業績が良ければ、必ずしも株価が右肩上がりに上昇するわけではありません。

株価は業績をただ反映するわけではなく、今後に対する投資家の期待や思惑を反映しますので、それらが株価に反映し過ぎて、結果的に高値づかみとなる可能性があります。

高すぎる期待や思惑により上昇した株価は、悪いニュースに大きく反応しがちですので、この場合大きなリスクを伴います。

また、期待や思惑を考慮して、その株価が割安か否かを判断することにより、その後の株価の変動を予測することは、非常に難しいと考えます。

よって、その時のトレンドを把握しながら、底値や高値を狙いすぎたり、トレンドの変換の判断を早計におこなうことを避けることが、リスクをより少なくすることであると思います。


それでも、これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。