ガネーシャ@FPのお金をふやそうBlog

節約方法や資産運用などのお金をふやし方について、色々わかりやすく説明します。

趣味ブログ:個別株への投資:メタップス2

前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

前回、以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(メタップス)を取り上げ、『3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。』まで、お話ししました。

今回は、それ以降についてお話しします。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。

以下の方針に沿って、購入タイミングを考えます。

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。


以下の図は、ヤフーファイナンスに掲載のメタップスの過去6ヶ月間の株価チャートです。


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このチャートのように、メタップスの株価は、5/23に高値で3,665円でしたが、その後株価は下落していき、6/25の終値が2,880円となるまでに大きく下落しています。

5/23以前に遡ると、5/16の始値が2,515円であったのが、5/16に三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行が、オンライン決済事業を手がけるメタップスが提供するスマホ決済システムを活用することで合意したとの報道があったことを受けて高騰し、終値が2,945円にまでなりました。

その後も株価は上がり続けて、5/23には高値で3,665円にまで達しました。

約一週間で株価が約46%も増加したのです。

上記の報道については、現時点でもまだ当事者から発表はありません。

三井住友とみずほについては、上記の発表以前にpringと銀行口座を直結させていますので、目新しさはありません。

今回三菱がそれに新たに加わったことにより、多くの銀行との接続が進むのではという憶測のようです。

また、メガバンクが共通のサービスインフラを使うことで、小売店やユーザーの利便性を高め、スマホ決済市場で大きなシェアを確保できるという憶測もあり株価が急騰しました。

この時はメガバンク3行との提携のインパクトとAPIの開放など、銀行がフィンテック企業との提携に積極的するようになってきているという背景があり、メタップスだけが銀行と連携するということではありませんので、その点を割り引いて見る必要があると思います。

それから、その調整もあり、株価は下落していき、6/25の終値が2,880円となるまでに下がりました。


ここまでを、一昨日(6/25)の夕方まで書いていまして、残りを書いて昨日(6/26)の昼頃にブログをアップしようと思っていましたが、一昨日の夜に以下のニュースを見て前提が大きく変わることがわかり、続きを書くことが出来ませんてした。

メガバンクとの連携の先の展開についての記事で、更に決済手数料0.95%というかなりインパクトのある記事(メタップスはそのこのことについては何の発表もしていませんが)ですので、次の日(つまり昨日)の株価が高騰することは自明でした。

実際に、6/26のメタップスの株価は、高値3,265円、終値3,075円(前日比6.77%増)でした。

そして、昨日(6/26)、以下のような好材料のニュースが公表され、PTSでも株価上昇しています。


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本日(6/27)からの買いですと、いくらで買えるかわからず、高値掴みをさせられるリスクもありますので、『あまり高くない水準(3,200円くらい)であれば買ってもよいのでは』くらいしか言えません。

QRコードの件、メタップスから発表になりました。ますます上昇圧力になりますね。

くれぐれも熱に侵され、高値掴みをさせられることは避けてください。



今回、ブログ更新のタイミングが遅く(注目度で言えばある意味タイムリー)、消化不良の面もありますので、メタップス第3弾の記事として、次回はQRコード決済の競争環境についてお話ししたいと思います。


これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。

趣味ブログ:個別株への投資:メタップス

今回も、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

今回は、具体的な銘柄として、メタップスを取り上げます。

タップスは、仮想通貨関連、キャッシュレス決済関連の人気銘柄で、かつて高騰したことがあるため、『何故、今更』と思われるかもしれませんが、ご容赦ください。

成長が見込めて、ピーク時から大きく価格を下げた銘柄を取り上げる対象としていますので、その銘柄の人気度合いについては、選定において考慮しておりません。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。



1.グロース投資

タップスは、データを軸とした経済圏の構築(データノミクス構想)を掲げています。

その経済圏の範囲は、マーケティング(データ解析・広告)、ファイナンス(決済・仮想通貨)、コンシューマー(コマース・メディア)としています。

2007年に会社設立し、2015年マザーズに株式を上場しました。


マーケティング(データ解析・広告)

① データソリューション事業
アプリとウェブを横断したユーザ行動や広告効果を詳細に分析できるアナリティクスや、商品データフィードを管理するシステムなど、データの活用を軸としたマーケティングソリューションを提供しています。



② アドソリューション事業
スマートフォン時代に必要なオンライン広告の配信、データの分析、販促の最適化まで企業のプロモーションをワンストップで支援しています。

グローバル展開やオフライン広告まで含めた総合的なサポートが強みとしています。



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ファイナンス(決済・仮想通貨)

① ネット決済代行事業(メタップスペイメント)
インターネット上でのクレジットカード決済や実店舗でのクレジットカード端末機を使った決済、コンビニ決済、電子マネー決済などの決済ソリューションを提供し、決済の代行をおこなっています。

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② 仮想通貨事業(Coinroom)
韓国を拠点とする子会社メタップスプラスは、2017年9月下旬から約2週間、仮想通貨技術を使った資金調達(ICO)を実施しました。

このICOにおいて、投資家向けにトークンと呼ぶデジタル権利証である「プラスコイン」を発行し、仮想通貨「イーサリアム」で資金を集めました。

また、11月に仮想通貨取引所「コインルーム」を開設し、コインルーム内にて、プラスコインやビットコインイーサリアムを取引できるようにしました。


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電子マネー

スマートコン
2016年11月に子会社のメタップスプラスを通じて、韓国のFinTech企業であるスマートコンを買収しました。

 Smartconは、韓国においてオンラインで利用できるプリペイドカードやプリペイド電子マネーの発行・管理をしている企業で、スマートフォンで利用できるプリペイドカードや電子マネーを使った決済手段において、急成長しています。


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⑶ コンシューマー(コマース・メディア)

① タイムバンク
タイムバンクは「時間」を売買できる取引所です。

ユーザーは、専門家の発行する時間を購入、使用、売却、保有することができ、専門家は隙間時間を収益に変えることができます。

「時間市場」の創出を通じて経済と時間の再発明を目指します。


② pring(プリン)
相手にスマホでメッセージを送るような感覚で、簡単にお金のやりとりができるスマートフォンのアプリ「プリン」を提供しています。

そのアプリにより、銀行口座と直接接続しアプリにチャージするのも口座に戻して現金化することもでき、店舗での支払いもQRコードで決済できます。

現時点では、みずほ銀行三井住友銀行の口座に接続できます。他の銀行との接続についても交渉中のようです。



③ 民泊(VSBi)
テクノロジーを用いて民泊を始めとした新たな不動産ビジネスを支援します。

複数の民泊予約仲介サイトの管理して収益の最大化を支援するクラウドシステムの提供や、民泊データの解析を用いたコンサルティングなどを展開しています。


業績推移を見てみます。

以下のように、2017年8月期の通期の売上高は約135.7億円と、前年度実績から約54%の増加率と、高い成長率を達成しています。

売上総利益は約30億円で、前年度実績から約85%の増加となっています。

営業利益は約2.5億円で、上場後初の黒字となっています。


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2018年8月期の上期においては、 売上高が約110億円で、前年比約74%の増加です。

売上総利益は約21億円で、前年度実績から約40%の増加となっています。

営業利益は約1.5億円で、前年比53%となっていますが、ICOに関する費用のみを計上し収益は繰り延べたことや、前年度上期に一時的な収益押し上げ要因(約 2.8億円)の計上があったことが原因とのことです。


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資料は同社より発表がありました、決算説明資料のものです。



2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

売上高も売上総利益も順調に伸ばしています。

以下の決算発表資料の記載のように、現在はファイナンス関連事業の伸びが大きく、今後もファイナンス関連事業は引き続き伸びるものの、2020年には、コンシューマー関連事業の伸びがより大きく、全体を牽引していくプランのようです。


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つまり、現時点で公表されている情報によると、コンシューマー関連事業のタイムバンク、pring(プリン)、民泊の売上を大幅に上げていこうとしているようです。


タイムバンクについては、新しい概念のサービスのため、広く普及すれば先行者利益が得られると思いますが、現時点では流行っているとは言えないと思いますので、今後注力していくというものだと思います。

例えば、5月にタイムバンクに関するエイベックスとの間の提携を発表し、タイムバンクにおいて、エイベックス社所属アーティスト等のプロモーション活動の協業などの取り組みを行っていくそうです。


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プリンについては、国(内閣)の方針として、キャッシュレス決済の比率を上げていくことが明記され、導入店舗への費用面での支援なども検討されるなど、環境としては強い追い風が吹いています。

また、金融庁の働きかけやその他要因から、銀行もフィンテック企業との連携には積極的ですので、大きなチャンスだと思います。

市場が魅力的であることから、競合もLlNEや楽天、ヤフーなどと強力ですので、この状況でどのように他社と連携し、どのように利益を得ていくのかが重要になりますが、戦略がまだよく見えてきません。


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民泊においては、子会社のVSbiasが、6月15日より施行されたばかりの住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づいて、家主不在型の住宅宿泊事業者から委託を受けて、家主業務の代行を行う「住宅宿泊管理業者」の登録申請を行ったと発表しました。

民泊新法では、 家主不在型(居住していない)物件の場合は、「住宅宿泊管理業者」に管理業を委託することが義務付けられるため、これをビジネスチャンスと捉えたようです。

登録されるかはまだわかりませんが、3,800室の民泊物件をサポートしてきた経験と実績を活かしたビジネス展開ができそうです。



3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。

上記のように売上高、売上総利益とも順調に伸びる見込みのようです。

以下の決算発表資料の記載のように、2020年には売上1,000億円を目標としています。

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これまでみていましたように、この1,000億円の拠り所としているコンシューマー関連事業の見込みについては、不明確な部分も多いように見受けられますので、あまり大きな期待は禁物です。

しかしながら、今後もこれまでのように売上高および売上総利益を伸ばして行ける基盤は出来ていると思います。


購入のタイミングについては、これまでと同様に以下の方針に沿って、次回お話しします。

4..投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。

5..底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に値上がりし、移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。


なお、再度お話ししますが、運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。

趣味ブログ:個別株への投資:Fringe81 3

前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

前回、以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(Fringe81)を取り上げ、『3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。』まで、お話ししました。

今回は、それ以降についてお話しします。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。

以下の方針に沿って、購入タイミングを考えます。

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。


以下の図は、ヤフーファイナンスに掲載のFringe81の過去6ヶ月間の株価チャートです。


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このチャートのように、Fringe81の株価は、2/14に上場来安値となる3,200円まで下落した後、短期間に値上がりし、3/13に高値5,340円をつけるまでになりました。

その後、再度急落し、5/16には安値3,500円までになりました。

6/15には高値4,445円にまで戻しましたが、現在は下落気味であり、4/22の終値は4,115円でした。

このように、かなり値動きが頻繁で激しい銘柄のようです。

上記の3,200円からの上昇については、2/9に発表された2018年3月期第3四半期決算がレーティングの見直しなども含めて、時間を経るごとに評価され株価上昇につながったようです。

また、3/8に、ひふみ投信などを運用するレオス・キャピタルワークスの大量保有が明らかになり、需給思惑が台頭したことも急騰に寄与したようです。

それ以降の下落については、株価の調整に加えて、5月11日の2018年3月期決算発表において、2019年3月期の営業利益が減益となる見込みかが示されたことも原因であったとおもわれます。

その後も株価は幾分回復しましたが、ここ数日下落が続いています(地合いのせいか、四季報が原因か、単なる調整かははっきりしませんが)。

3/13の5,340円からの大きな下落から十分に株価が回復されていないこと、長期にわたりかなり値動きが頻繁で激しい傾向のある銘柄のようですので、買うタイミングと売るタイミングを間違えなければ、利益を確保しやすいと思いますが、タイミングを間違えた場合が大きくなりがちですので、慎重にタイミングを図る必要があります。

今月末に株の分割が予定され、それまでに購入したいという気持ちが働きがちですが、下落が止まり、再び上昇トレンドに変換されたことが確認できるまでは、購入すべきではないと思います。

次の決算発表は8月ですので、それまでは大きな動きがない可能性も視野に入れつつ辛抱が大切です。

Unipos事業などのFringe81の成長性は評価できますが、適正株価の算定や株価の変動予想は難しいため、株価のトレンドに沿った売買を心掛けることが、リスクを減らすことにつながると思います。


これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。

趣味ブログ:個別株への投資:Fringe81 2

前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

前回、以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(fringe81)を取り上げ、投資対象とするか否かについて、お話ししました。

Unipos事業に関する今後の見方が今回に持ち越しとなりましたので、Unipos事業に関する今後の見方についてお話しします。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。

以下の方針に沿って、購入タイミングを考えます。

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。



前回、Unipos事業については、サービスの概要と効果について、まずお話ししました。

そして、目立った競合は存在せず、サービスの解約率が極めて低い状況で、口コミで評判が広がってきている状況であることから、Fringe81は、 事業拡大のチャンスと捉えて、2019年3月期はUnipos事業に集中投資することを発表したことも説明しました。

この2019年3月期の計画は、将来の収益のためにUnipos事業にリソースを集中させた上で積極投資する方針のため、費用増となるだけでなく、他の事業の売上にも影響することにより全体の売上の伸びも少なくなるという趣旨のものであるため、Unipos事業の成否がそのまま同社の将来の業績に直結することとなります。

これからUnipos事業の可能性について論じていきますが、その前に、Uniposの評判やおかれている状況について補足説明します。


① Unipos利用のアカウント数はQonQで240%増

導入企業数の増加に加え、1社あたりの社員アカウント数の大きい企業への導入により、Uniposを利用する社員アカウント数は急速に増加しています。

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② 多くの企業に利用され、大企業からも注目されてきている

当初はインターネット関連ベンチャー企業中心の展開でしたが、メルカリやパーソルテンプスタッフなどで採用されるなど、大企業からも注目されつつあります。

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③ 海外拠点での採用、問い合わせが増加し、海外展開開始

ベトナムやインドに拠点を置く企業での利用されるなかで、同社は、Uniposの海外展開を図るべく2018年度中の「Unipos」グローバル版の展開を発表しました。



④ 目立った競合がなく、かつ解約がほぼ発生なし

ピアボーナスの競合サービスは、「OKIMOCHI」(クラウドファンディングで有名なCAMPFlREが提供)、「Hey Taco! 」(米国企業による運営。日本語対応サイトはない。)、「Osushi」(ベンチャー企業のウォンタが運営)などが知られていますが、知名度や日本での普及度合いで「Unipos」を脅かす存在のサービスは現時点ではないようです。

むしろ、今後大手のインターネット企業が参入してくる可能性の方が脅威だと思います。

ピアボーナスの可能性については、大手企業も当然注目しているはずですので、『大手企業が参入する前に、できるだけ多くのユーザーを獲得し、先行者メリットを享受しなくては』という考えであると推察します。


⑤ マスメディアからも注目

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働き方改革関連の賞を受賞

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⑦ 「J-Startup企業」に選出

Fringe81は、経済産業省主催「J-Startup」プログラムの特待生(「J-Startup企業」)」のうちの一社として選定され、今後世界的イベントへの出展をはじめとする海外展開の支援等を受けながら、より一層Uniposを国内外へ展開していくそうです。


このように、Uniposへの関心が高まってきている一方、大手企業の参入の可能性が脅威としてある状況において、2019年3月期にFringe81がUnipos事業に投じるリソースと目指す姿は以下の予定と発表されています。


先行者メリットの獲得

【投じるリソース】
競争がない今のうちにマーケティング投資を行い、顧客の業種/規模/地域のバラエティを広げる。

【目指す姿】
多様な顧客を取り込み市場を広げつつ、 市場占有度と純粋想起性を高める。

② 解約率の維持・改善

【投じるリソース】
現状では解約率は低水準てあるが、顧客の業種/規模/国籍が多様になっても維持・改善していく。

【目指す姿】
『ピアボーナス世界ナンバーワン』となる。

③ 人員配置の変更

【投じるリソース】
・広告事業からメンバーを異動させ、成長スピードを確保する。
・COO直轄事業とし最優先で取り組む。

【目指す姿】
事業側/プロダクト側のリソースを拡大期に耐えられる状態とする。

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大手企業の参入の可能性が脅威ですが、このようにUnipos事業に対する追い風が吹いているうちに、積極投資を行うことは、合理的な戦略であると思います。

したがって、現時点の情報から考えると、2019年3月期の計画については、ポジティブに捉えて良いのではないかと考えます。



以上のように、Fringe81を投資先の候補として選定しましたが、投資のタイミングについては別途検討が必要です。

よい銘柄だとしても、高値掴みのリスクはできるだけ避けるようにしなければなりません。

投資のタイミングについては、これまでと同様に以下の方針に沿って、次回お話しします。

4..投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。

5..底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に値上がりし、移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。



これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。

趣味ブログ:個別株への投資:Fringe81

今回も、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

今回は、具体的な銘柄として、Fringe81を取り上げます。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。



1.グロース投資

Fringe81は、インターネット関連事業を営む企業で、その事業は、「広告代理サービス」「メディアグロースサービス」「ウェブサービス」「ソリューションサービス」の4つに分類されます。


① 広告代理サービス

広告代理サービスは、その名の通り広告代理店としてインターネット広告の広告代理店事業です。

GoogleYahoo!Facebook等から広告媒体を買い付け、大手広告主及び広告代理店に販売するという事業です。


② メディアグロースサービス

メディアグロースサービスとして、当社はアドネットワーク(広告配信可能なウェブサイトやアプリケーションを複数束ね、広告主からの発注を一元化して広告配信するサービス)の運営とインターネッ トメディアの広告事業収益化にかかる業務支援を行っています。

例えば、NTTドコモスマートフォンを対象に、加入者情報に基づくターゲティングを可能としたアドネットワークである「docomo Ad Network」を運営し、NTTドコモの提供する各種媒体への配信も実施しています。

また、スマートニュース株式会社が運営する ニュースアプリ「SmartNews」の広告による収益化を目的に商品開発と販売を支援しています。

メディアグロースサービスでは、広告代理サービスとは異なり、代理店としての利益だけでなく、レベニューシェアを獲得できるため、この事業の比率を高めることにより、限界利益率が高まり、 高収益体質への転換が進むとのことです。


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③ ソリューションサービス

広告運用効果である配信実績の計測(第三者配信)を行う「digitalice」や「タグ」を安全に設置し管理することができる監視ツール「TagKnight」等、の自社企画・自社開発のソリューション及びコンサルティングサービスの提供を行っています。


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ウェブサービス

4つ目は、特に人材領域に特化して注力している「ウェブサービス」事業です。
2017年5月に開始した「Unipos」は、「ピアボーナス」と呼ばれる仕組みを企業向けに提供するSaaS型のサービスです。

会社の従業員・スタッフが成果給の一部をお互いに送り合うことができるというもので、スタッフ同士のコミュニケーションが活性化され、チームビルディングに役立つということで好評を博しています。


「ピアボーナス」とは、従業員同士が少額の報酬(成果給)を送り合うことやその仕組みをいいます。

主な特徴は以下の3つです。

① 従業員が「誰に」「いくら」送るか決める。
② 報酬とともに感謝の気持ちを添えて送る。
③ リアルタイムに送られる。

「ピアボーナス」は、組織拡大に伴い、社内情報が見えにくくなるなどの組織の課題を解決するために生まれ、米国ではグーグルが採用していることで有名です。

一般的には、以下のような効果があると言われています。

① チーム内でのコミュニケーションが活性化する
報酬を贈り合うことで、コミュニケーションが増えます。コミュニケーションの内容もポジティブであるため、組織内に良い循環を生むものとなります。

② 社内の良いことが可視化される
報酬を贈る理由も含めて可視化されるため、「良いこと」が何かが組織内に伝わります。その行いを他の従業員も参考にしやすくなり、組織の中で「良いこと」が積み重なっていきます。

③ 組織内の雰囲気改善、承認欲求の充足
感謝し合う仕組みのため、組織内の雰囲気を明るくなることが期待されます。また、お互いを褒めるという文化ができると、承認欲求が満たされ、組織や仲間への愛着が醸成されます。


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また、「Unipos」のサービスの特徴としては主に以下のことがあげられます。

スマホやチャットツールから簡単投稿
業務に負担をかけずに、いつどこにいてもピアボーナスを送ることができます。(Slack,ChatWork,Workplace連携対応)

② 投稿は全てタイムラインに共有
今まで見逃されていた日々の成果やチームの様子を チームを超えて皆が見ることができるように なります。

③ 「拍手」で誰もが賞賛に便乗できる
拍手によって、気軽に投稿に便乗して、賞賛を送ることができます。
また、良い投稿には拍手が集まるため、従業員が自ずと組織で望まれている行動を理解します。

④「ハッシュタグ」で行動指針を紐付ける
組織として賞賛されるべき行動を ハッシュタグで誘導し行動指針に触れる機会を増やすことができます。行動指針を体現した方の表彰にも活用可能です。

⑤ 成果給はポイントで送付
成果給は、ポイントで付与され、1ポイントをいくらの成果給と設定するかは組織内で自由に決めて運用可能です。



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業績推移を見てみます。

以下のように、2018年3月期の通期の売上高は約63.4億円と、前年度実績から約34%の増加率と、高い成長率を達成しています。

営業利益は約3.4億円で、前年度実績から約259%の増加となっています。


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広告代理サービスにおいては、運用型広告市場は直近5年ので平均成長率が 23%のところ、前年の限界利益より約35%増加させました。

メディアグロースサービスにおいては、前年の限界利益より4割以上増加させ、通期の全社限界利益の約4割を占める基幹事業にまで成長させました。

ウェブサービス(Unipos事業)においては、Uniposの社員アカウント数が直近四半期 QonQで240%増
を達成し、 目立った競合は不在の中、ほぼ解約が発生しておらず、初期のポジショニングとマーケットフィットに成功しています。


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資料は同社より発表がありました、決算説明資料のものです。



2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

売上高も営業利益も順調に伸ばしていますが、決算発表時に公表された2019年3月期の計画は、以下のように、ウェブサービス(つまりUnipos)に積極投資しリソースを集中させるため、費用が先行し、売上の伸びも少なくなるというものです。

Unipos事業においては、目立った直接競合は存在せず、サービスの解約率が極めて低い状況で、口コミで評判が広がってきている状況であることから、今が事業拡張のチャンスと捉えて、2019年3月期をUnipos事業への投資の年と定めたそうです。

この公表を受けて、同社の株価は急落しました。

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この売上の伸びが少なくなるということについて補足します。

広告代理サービス、メディアグロースサービスやソリューションサービスにおいては、サービスの提供のタイミングで売上を計上できますが、UniposはSaaS型のビジネスモデルのサービスのため、売上は少しずつの計上となります。

Uniposの料金は、2つのプランのうち安い方のプラン「BASICプラン」で50名以下の組織では月額35,000円の定額です。

別途、初期費用20万円を請求しますが、長期で利用される前提で、利益が生まれるビジネスモデルです。

Unipos事業に集中投資する一環で、社員の1/5にあたる31名をUniposに異動させたため、2019年3月期においては、他の事業の売上の見込みを保守的に少なく見込んだ一方で、Unipos事業に関しては売上の計上が遅れてくる構造のため、2019年3月期においては、売上の伸びが少なくなるということです。

費用に関しては、Unipos事業への先行投資に加えて、2019年春をめどに本社を移転する費用を見込んでいるため、前年比約56%となっています。


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広告関連事業も、Unipos事業にリソースを大きくさかれるものの、市場構造の変化に対応するため積極投資は引き続き行います。


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このように、2019年3月期の計画は数字上は後退に見えますが、ビジネス上はマイナス要因は特に見られず、将来への先行投資のための計画と見ることができます。

但し、Unipos事業に集中投資しているため、Unipos事業の成否がそのまま同社の将来の業績に直結することとなり、同社への投資判断は、まずはUnipos事業をどう見るかということにかかってきます。


長くなりましたので、Unipos事業に関する見方の続きは次回お話しします。


なお、再度お話ししますが、運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。

趣味ブログ:個別株への投資:鎌倉新書2

前回に引き続き、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

前回、以下の投資方針に基づいて、具体的な銘柄(鎌倉新書)を取り上げ、『3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。』まで、お話ししました。

今回は、それ以降についてお話しします。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。

以下の方針に沿って、購入タイミングを考えます。

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。


以下の図は、ヤフーファイナンスに掲載の鎌倉新書の過去6ヶ月間の株価チャートです。


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このチャートのように、鎌倉新書の株価は、3/8にで2018年1月通期の決算を発表して以降、株価が急騰して4/16に4,655円まで達しましたが、それからとりわけ悪いニュースもなかったはずですが、その後、4/26の3,580円まで急落しました。

その後も下落を続けて、6/6の終値は3,270円でした。

恐らく、株価が上がり過ぎたという理由の調整であったと思います。

それでも、3/8の株価よりはかなり高いのですが。

それから、6/14の第1四半期の決算発表への期待からでしょうか、少しずつ株価が上昇し、6/14の終値で3,460円まで戻しました。

ピーク時からはかなり株価が下落しましたので、値動きを監視し、上昇トレンドへの変換を確認したら、購入するチャンスです。

しかしながら、6/14に第1四半期の決算発表があります。

決算発表を受けて株価が大きく上昇する可能性もありますが、決算発表後のマーケットの反応は読みづらいため、決算発表を跨いで株を保有することにはリスクが伴います。

今回は調整により株価が下がり続けていましたので、決算発表前に購入する手もあり、判断が難しいところです。

通期の決算発表の後、上がり過ぎであったかもしれませんが、業績自体は今後も順調に伸びそうな期待があります。

但し、決算発表前の購入は賭けを伴いますので、決算発表後の値動きをみて、購入するか否かを判断すべきです。

例えば、今年度通期の当期利益について、コンセンサスが公表されていますが、会社予想よりも高い数字となっています。

今回の第1四半期の決算発表で、通期の会社予想の上方修整をしなかった場合、仮に第1四半期の実績がとても良かったとしても、通期の会社予想がコンセンサスを下回るというニュースとなり、投資家にネガティブな動きと判断される可能性があります。



これまで見てきましたように、個別株の株価の変動には不確定要素が多く、分散効果も十分に働きにくいため、個別株への投資はリスクが高いため推奨しません。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。

趣味ブログ:個別株への投資:鎌倉新書

今回も、趣味のブログとして、個別株を取り上げます。

運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

今回は、具体的な銘柄として、鎌倉新書を取り上げます。

【投資方針】

1.グロース投資

2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。
(成長を見込めない銘柄は候補に含めない)

4.投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。
(ただし、業績の悪化などのファンダメンタルの要素が原因の場合は除く)

5.底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。



1.グロース投資

鎌倉新書は、「葬儀サービス」「仏壇仏具」「お墓」「生前準備」などのライフエンディングサービスに関する書籍販売とメディアサイトの運営を行っています。

メディアサイトに掲載された広告から葬儀社、仏具店、石材店や墓地・霊園を一般顧客に紹介し、それに対する成約報酬を受け取るというビジネスモデルです。

鎌倉新書1984年に仏壇仏具業界向け書籍の出版を目的として設立されました。

2000年には葬儀に関するメディアサイト「いい葬儀」を開始し、インターネット事業に参入。

その後2015年に東証マザーズへ上場し、2017年に東証1部へ市場変更しています。

メディアサイトに掲載された広告から葬儀社、仏具店、石材店や寺院霊園を一般顧客に紹介し、それに対する成約報酬を受け取るというビジネスモデルです。

昔ながらの檀家制度が機能しなくなり、葬儀社、仏具店、石材店、墓地・霊園と一般の人との結びつきが薄れたことと、見込み顧客(主に中高年以上を想定)のインターネット利用率が高くなってきていることにより、需要が年々高まっている状況のようです。

顧客側では、 葬儀の執行、四十九日頃に用意される仏壇の準備、 納骨のためのお墓の確保という供養のための一連の流れが存在するが、事業者側では、葬儀は葬儀、お墓はお墓というように縦割りで分断された状態になっていることが多く、一貫して提供する事業者はほとんど存在しない状況です。

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業績推移を見てみます。

以下のように、2018年1月期の通期の売上高は約17.1億円と、前年度実績から約28%の増加率で、毎年同程度の高い成長率を達成しています。

営業利益率は約24%で、営業利益が前年度実績から約24%の増加となっています。

うち、WEBサービスの売上高は前年度比で約33%の増加でした。

特に4QのWEBサービスの売上高については、前年度比約41%の増加となり、成長が加速している状況です。

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資料は同社より発表がありました決算説明資料のものです。



2.投資対象は売上が安定して見込めるもの。

売上高も営業利益も順調に伸ばしていますが、以下のように今後も順調な伸びが期待できる見込みのようです。

また、以下の資料に記載のある成長戦略によると、既存事業の運営体制の強化のほか、ライフ エンディング領域の周辺市場の開拓に向けた施策が動き始めているようで、中長期にわたるより一層の成長が期待できそうです。

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3.ファンダメンタルの要素を確認し、投資先候補を絞り込み。

上記のように売上高、営業利益とも順調に伸びる見込みですが、以下のように、採用費用の伸びが今後は抑えられる見込みでもあるため、利益率は更に向上していくことが期待できます。

また、同様の事業を一貫して取り扱う目立った競合他社は今のところ見当たらないようです。

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購入のタイミングについては、これまでと同様に以下の方針に沿って、次回お話しします。

4..投資先候補の銘柄をウォッチングし、大きく価格を下げた後の底値付近を狙う。

5..底値での投資を追求し過ぎずに、株価の上昇トレンドへの変換を確認した後で、投資する。

6.価格のピークでの売却を意識し過ぎず、下降トレンドへの変換の確認後、売却する。

7.決算前に値上がりし、移動平均線から大きく乖離した場合には一旦売却する。


なお、再度お話ししますが、運用としてはインデックスファンドへの投資をお勧めしております。

個別株への投資は、分散効果が十分に働きにくいため、リスクが高いため推奨しません。

個別株への投資を趣味として紹介いたします。

もし、皆様が個別株に投資する場合でも、その結果が全体の運用結果に大きな影響がでない範囲に留めるべきです。